【日帰り登山】憧れの穂高連峰 西穂高岳
2021年10月9日(土)北アルプスの西穂高岳に行ってきました。
西穂高岳登山について
- 西穂高岳→標高2909m
- 西穂独標→標高2701m
- 山頂駅(西穂高口駅)→ 標高2156m(西穂高口駅)
- 今回の累計標高→949m
- 今回の総歩行距離→7.6km
つい最近まで一生登ることはないだろうと思っていた穂高連邦。ネットや地図を見ていたらだんだんと登りたい気持ちが強くなってきて、そこからリサーチ!西穂高ならロープウェイを使って日帰りもできるということで思い切って登ってみることにしました。難しそうであれば独標まで…もう少し先まで行けたらピラミッドピークまで、さらに行けそうだったら…そんな気持ちで夢の頂に登頂してきました。
合言葉は「行けるとこまで!」挑戦あるのみです!
西穂丸山・西穂独標・西穂高岳 / キャリママさんの西穂丸山・西穂高岳・西穂高岳独標(岐阜県・長野県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
これが実際に私が歩いたルートです。西穂高口駅から西穂高岳へ登り、同じルートをピストンしてきました
今回の登山は以前登った火打山で仲良くなった方との2人で登ります。当初新穂高温泉駅から8時始発のロープウェイに乗る予定でしたが、前日になって同行のかたから、しらかば平駅なら臨時便の7時発のロープウェイがある!という情報が入り、しらかば平駅へ向かいました。西穂高岳山頂まではコースタイムも長いので1時間前倒しできるというのは精神的に相当な余裕が出ます。どうやってこの情報を入手されたのかはわかりませんが、本当にナイス!です。
しらかば平駅最寄りの駐車場は有料&6時の時点ではまだ空いておらず、少し遠い無料の駐車場に車を止めました。6時の時点で7割ほど埋まっていたと思います。
西穂高口駅~西穂山荘
07:20 西穂高口駅
ロープウェイに乗って西穂高口駅に到着しました。準備をしてスタートです。
スタートしてすぐなだらかに下っていきます。下るということはもちろん登る…。西穂山荘までの道のりも細かい上り下りを繰り返します。なだらかな道からスタートしたので、ついついハイペースに。ハイペースのままで西穂山荘まで行ってしまったので、実はこの区間が一番きつかったです。
だいぶ体力消耗しちゃったんですけど…
西穂山荘までは基本的に樹林帯の中を歩いていきますが、所々この後登る西穂高岳の展望が。紅葉もだいぶ下に降りてきている為、このエリアが見頃!紅葉に感動しつつ、西穂高岳への道のりに半分ワクワク、半分ビビリながら進みます。
西穂山荘~西穂独標
8:10 西穂山荘
西穂山荘に到着しました。ハイペースで登ってきたせいで、ここまでですでにかなり体力消耗してしまったので、休憩して水分、行動食を補給!いよいよここからが本番です。ここは外にもベンチやテーブルが置いてあって休憩にちょうどいいスペースです。
まずは丸山に向け歩きます。最初はハイマツ帯の中岩ゴロゴロの急登を登っていきますが、すぐに歩きやすい道に変わります。
西穂山荘を振り返って。山荘の赤い屋根と紅葉がとてもきれいです。その奥に見えているのは、以前登った焼岳と乗鞍岳。
さらに少し上がったところから 1枚目はこれから登る丸山方面。2枚目は笠ヶ岳。正面にドーンと聳える姿が本当に素晴らしかったです。3枚目は焼岳と乗鞍岳。ごつごつした荒々しい焼岳の後ろに乗鞍岳が見えます。
8:39 西穂丸山登頂 標高2462m
西穂丸山の山頂に到着しました。丸山の標識の後ろに聳えるのは笠ヶ岳です。山頂は平らで広くなっています。西穂独標に向け岩場が出てくるので、ここでヘルメットを装着しました。
丸山から下を見下ろすと紅葉がとてもきれいに見えます。
ここから西穂独標に向けて歩いていきます。ハイマツ帯の中のザレた登山道を進んでいきます。
浮石が多く歩きにくいといえば歩きにくいのですが、振り返れば丸山の稜線の先に焼岳と乗鞍岳の絶景が見えています。何度も何度も振り返ってしまいます。
正面の平らな山頂が独標。人がたくさんいるのが見えます。その奥がピラミッドピーク。あともう少し!今のところ歩いていて危険を感じる箇所はありません。
西穂独標~ピラミッドピーク
9:21 西穂独標登頂 標高2701m
西穂独標山頂に到着しました。相変わらず大迫力の笠ヶ岳が正面に聳えます。山頂直下は鎖場もある岩登りになりましたが、手足を掛けるところも多くあったので、なんとか頑張れました。
西穂独標からの景色 1枚目西穂独標からピラミッドピーク方向を見ています。2枚目は霞沢岳です。下には上高地が見えています。3枚目もピラミッドピーク方面です。独標が11峰、ピラミッドピークが8峰になるので、そこまでの10峰、9峰が間に聳えています。4枚目は奥穂高岳、前穂高岳。その間をつなぐ吊り尾根がきれいに見えています。
西穂独標を振り返って。独標直下は登りも下りも傾斜が厳しいですが、ここまでは初心者の方でも登れるルートといわれています。
西穂独標はクリア!どんどんいこう~!
10峰。西穂高岳は独標が11峰、そこから始まって10、9,8,7,~~~とだんだん数字が小さくなっていき、主峰西穂高岳は1峰になります。
9峰への登り。
9峰からの下り。ここはまともにおける足場がなく、高度感もあるのでかなり慎重に下りました。
9峰を振り返って 水色のヘルメットの人がいるあたりが一番の危険ポイントです。足場がしっかりとれないので、ちょっとしたでっぱりに足を掛けます。
ピラミッドピーク~西穂高岳
9:58 ピラミッドピーク
8峰のピラミッドピークに到着しました。10.9峰と小さな上り下りですが、ピラミッドピーク、チャンピオンピークなど名前の付いている8峰、4峰はある程度しっかり登っていきます。
ピラミッドピークは8峰です。
恐らくこれが7峰 一番高いピークの所は左から巻いていきます。実際に歩くより写真で見返した方が怖いです。こんなところを歩いていたのか…
7峰を振り返って
6峰 ここまで来てあと半分です。
10:23 チャンピオンピーク(4峰)
行けるところまで行こう、でこんなところまで来てしまいました。私ごときがこんなところを歩いているなんて自分でも不思議です。
3峰 この辺りから 西穂高岳山頂直下までは特に危険個所もなく、進んでいきます。
2峰 いよいよあと少しです。
いよいよ主峰西穂高岳の山頂直下です。さすがにきつい登りも多くなってきます。途中どうやって登ろうか悩む場面もありましたが何とか登りきることが出来ました。怖かったのは下山時です。先を歩いていた同行者が登ってくる団体者さんを避けるためにルートを外れてしまい、かなり危険な個所を降りるしかない、という場面があり、見ているだけでもとても怖い思いをしました。
西穂高岳~下山
10:56 西穂高岳登頂 標高2909m
西穂高岳山頂に到着しました。とうとうここまで来ました。残念ながら周辺の山はガスで頭が隠れてしまっています。西穂高岳のさらに先は一気に危険度が増すので今回はここでUターンになります。とにかくこの場所に立っているということが信じられないくらいうれしくて胸がいっぱいになりました。
ほんとに私、西穂に登っちゃったよ~!!自分をほめてあげたい!!
1枚目 西穂高岳山頂から下をのぞき込んだ写真です。一気に切れ落ちていて足がすくみました。2枚目 同じく山頂から奥穂、涸沢岳方面を撮影しています。一番手前の間ノ岳山頂に人がいるのがわかります。
予定よりだいぶ早い時間に山荘まで下山することが出来たため、西穂山荘で有名な「西穂ラーメン」を頂いてきました。たくさん汗をかいた後にラーメンのスープが染みる染みる!噂通りのおいしいラーメンで大満足の山行になりました。
諦めてたラーメンまで食べることが出来て、今日はさいこーっ!
最後に・・・
冒頭にも書きましたが、まさか私が足を踏み入れることはないだろうと思っていた穂高連峰。その山頂に自分の足で立っていることが信じられなくて、まさに夢のようでした。山頂にいる間も一緒に行ったかたと、「本当に来ちゃったね、ここにいても信じられないね」と言い合っていたほどです。穂高連峰の中でもロープウェイのおかげで日帰り登山も可能な西穂高岳。上級者レベルの山ではありますが、途中にある、独標やピラミッドピーク、チャンピオンピークといった目標にしやすいピークもあるので、無理に主峰を目指さなくても満足できる山行ができるんじゃないかなと思います。個人的には主峰まで無事に登りきれたことで、来年の夏に向け、次の目標が見えた気がします。山って本当にやめられません!
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